2022-06-25から1日間の記事一覧

史上最大の犠牲者3000万人の独ソ戦。死ぬまで行進 ③-3

前線のソ連軍将兵の蛮行も、その残虐さに引けを取るものではなかった。ソ連軍将兵は敵意と復讐心のままに、略奪や暴行を繰り広げたのである。 「ソ連軍の政治教育機関は、そうした行為を抑制するどころか、むしろ煽りました。ソ連軍機関紙『赤い星』にはこの…

悲劇の独ソ戦。死ぬまで行進③-2

捕虜になっても逃亡しても殺されるのだと知った両軍の兵士たちは、どんなに絶望的な状況に追い込まれようとも徹底抗戦し、戦場はまさに地獄の様相を呈していた。 戦闘が長期化するに従い、膨大な予備兵力を持つソ連が徐々に攻勢を強めるようになった。戦地に…

悲劇の独ソ戦。死ぬまで行進  週刊現代

死ぬまで行進 この独ソ戦では、無意味としか思えない民間人の虐殺まで繰り広げられた。虐殺を担当したのは、ナチス・ドイツの有する「出動部隊」(アインザッツゲルッペ)である。 ドイツ軍が制圧した領地に入り込み、教師や聖職者、貴族、将校、ユダヤ人な…

残虐な飢餓作戦 ナチスが、ロシアに行っていた衝撃②-1

ロシアは日本と、戦わずに、助けを求めるべきじゃなかったの?戦うのは、それからでも良かった…これは、私見ですけど 2019 週刊 現代 コピペ まず時計の針を戦前の'37年まで巻き戻そう。この時ソ連内ですでに悲劇は始まっていた。スターリンによる大粛清であ…

独ソ戦 絶滅戦争の惨禍  大木 毅 ベストセラー 発売11日で4刷 2019

2019年の記事 7月に刊行された『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書)がベストセラーとなり、発売わずか11日で4刷といま大きな話題を呼んでいる。著者で、防衛省防衛研究所講師、陸上自衛隊幹部学校講師などを歴任した現代史家の大木毅氏が語る。

独ソ戦 ソ連の被害3000万人 もし日本に助けをもとめてたら…これほどには…、週刊現代の記事①-2

日本では第二次世界大戦といえば太平洋戦争がイメージされやすく、これまで独ソ戦についてはほとんど語られてこなかった。 しかし、7月に刊行された『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』(岩波新書)がベストセラーとなり、発売わずか11日で4刷といま大きな話題を呼ん…